【紹介プラレール】プラモック入門セット

第3回目の紹介プラレールは、「プラモック入門セット」です。(2003年発売)

箱外観(表)

箱外観(裏)

これまでの「青いプラスチックのレールを走るプラスチックの車両」という概念を打ち破り、シャーシ以外のすべてが木製という新たなスタイルで製品化されました。「入門セット」とあるように今後のシリーズ化も狙っていたのではないかと思われますが、結局「プラモック」シリーズはこの入門セットの発売のみで終わってしまいました。

中身はこんな感じ。小さな子の手にもなじむようにボディが通常品よりも大きく作られているので、普通のレイアウトでほかの車両と同じように遊ぶのは無理そうです。前述のとおり今後のシリーズ展開も考えられていたと思われますが、レールの構造的にこのレイアウトしか作れないのでどの程度発展させようとしていたかがよくわかりません。

 

車両① 「機関車」

手で前に転がすと煙突が上下します。後退はできません。

 

車両② 「貨物車」

トラックとコンテナを積載しており、載せ替えが可能です。TOMYのロゴに時代を感じます。

 

車両③ 「500系新幹線」

これだけなぜか名指しです。手で前に転がすとカタンカタンと音が鳴ります。側面の印刷で何とか500系と認識できます。

 

 

見てわかるとおり、車両限界を完全に突破しています。貨物車を通常の車両で牽引する分には一緒に遊べますが、機関車や500系新幹線は手転がしでしか使えなさそうです。もちろんレールは問題なく走ります。