【紹介プラレール】スーパー列車大集合セット-新幹線・SL・貨物列車-

記念すべき第一回目の紹介プラレールは、「スーパー列車大集合セット-新幹線・SL・貨物列車-」です。(2008年9月発売)

箱外観

発売当時の国内No.1の車両を3つチョイスしたセットで、N700系、C62、EF200が選ばれました。この4年後にも同じコンセプトのセットが発売されています。

中身

中はこんな感じです。EF200は初期塗装が選ばれました。

1本ずつ紹介していきます。

 

N700系(N1編成)

N700系は0系、300系の置き換えと500系、700系を定期「のぞみ」運用から離脱させることを目的として2007年より営業運転を開始しました。このセットに選ばれたN1編成はJR西日本の編成で、2014年に3000番代から5000番台に改番のうえ、編成番号もK1編成と改められて現在も現役です。またこの編成は2007年に10両編成に短縮され、山陽新幹線 新下関新山口間にて試運転をしたことでも知られています。(詳しくはこちら

 

C62形 2号機

C62は終戦後間もない1948年から翌49年にかけて49両が製造された蒸気機関車で、モデルとなった2号機は1948年5月20日日立製作所笠戸工場で製造されました。同時期に製造された同3、4号機と共に自動給炭装置の試用機として作られました。製品のデフレクタ(排煙板)に印刷されているつばめマークは、実機が1951年に鷹取工場に入場した際に取り付けられたものがモデルです。その後1972年に梅小路蒸気機関車館に収蔵され京都鉄道博物館で車籍を有したままスチーム号の牽引に就いていましたが、2024年1月8日に車止めに衝突し、炭水車の最後輪が脱線。現在は運用を離脱しています。       

付属の客車はオハ46 13で、こちらも京都鉄道博物館に収蔵されています。

 

EF200電気機関車(1号機・初期塗装)

EF200は1990年に登場した電気機関車で、同時期に開発されていたEF500形と並んで新時代の機関車として開発されました。それまで最大出力を誇っていたEF66の定格出力が3900kWだったのに対し、EF200はそれを上回る定格出力6000kWで登場しました。開発当時は鉄道貨物輸送の需要が伸び続けており、東海道本線では26両編成、1300トンの貨物列車が運転されるようになっていました。そこで当時のJR貨物はこれを超える1600トンの貨物列車の高速運転を計画し、このような背景からEF200が開発されました。この機関車の運転に際して変電所の増強も計画されていましたが、景気後退の影響で見送り。このため25ノッチ刻まれているうちの15ノッチまでしか投入できなくなり、結局定格出力6000kWという高出力を活かせないまま1996年に後継機のEF210が登場。2019年に運用を終えました。この製品のモデルとなった1号機は2008年に部品取り車として広島車両所に留置ののち、2013年に解体されました。

コンテナ

付属のコンテナは前からそれぞれ ZC1-50、19D-25079、30A-63、30A-63 です。